2018.08.08アーティストが手掛ける「ゆたかなイばしょ」

「ゆたかなイばしょ」

ローカルな 日常の中に、ゆたかなイばしょ、又は絵画の余白の様な、仮想の場をプロットして行きます。

 

定年退職後、地元でレコードバーをオープンする、自主的で前向きな現代の60代代表の様なオーナーさんの行動に、

演出と空間制作でアーティストが全力でサポートしつつ

「本当の豊かさって何?」を、グローバルの中の、其処に関わる少数に問いかけて行きます。

 

 

 

 

 

アーティストの山田君に、15mm厚の古材床板100枚以上表面をベルとサンダーで磨いてもらい、

全体の仕上がりに合わせながら、本当のヴィンテージ感に、差し色をして行く。

 

その横で、「いかにも左官塗りました」では無く、さりげなくその「塗りむらを差し込む」左官(モールテックス)

同じ赤系に墨を挿すことで、落ち着いた朱系の赤が生まれました。

 

 

昼の光りと夜の光で、別物の空間に移り変わります。

 

 

’70年代からのプログレッシブロックが中心のアナログレコード約3,000枚=600Kgが棚を埋め尽くします。

「音響作りは空間つくりから」

国産のスピーカーメーカーTaguchi

 

此処のエンジニアでもあり、子供とスピーカーを作るワークショップや、末吉町nitehi worksでも、音系イベントで一緒に試行錯誤を繰り返しながら、

楽しんでいる山下修平君と、今回も一緒に作っています。

 

良い音響に至るまでは、良い空間つくりがあって、音の良さを引き出してゆくのです。

「自然に音が聞こえて、会話も出来る」この当たり前は、音響エンジニアとのオペレーションがなければ、ほぼ存在しません。

「居心地が良い」を説明すると、ほぼこれになります。

 

 

似て非worksの空間演出+制作とは?

新たに造り足すのでは無く、今、ある物、事、人、フィールドをキャンバスと見立てれば、其処ならではの、絵画や彫刻の「余白」を誘発します。

その役割を終えた、既存の物=壁・天井・床・ドア・窓は、元々の物や事や人の記憶の痕跡を、アーティストの仕事により、新たな役割を生み出し、ゆたかに映る事に執着しています。

これは、量産=消費とは対照的な、物や事や人やフィールドとの共同作業でもあり、ゆっくりと「ゆたかさ」の時間を重ね育てる作業でもあります。

 

今回から、主に注文住宅を手掛けている、株式会社平本の代表の平本勇さんと、造作部分を一緒に作った。

「アーティストが手掛ける」の内側に「刻みが出来る、腕のいい造作大工」とのタッグを組む事で、お互いの視野を一気に広げ、

物を造作して行くプロセスを、違う視点で共有しながら、現場で生まれるアイデアを優先する。

これまでに無い「何でも出来る」が生まれました。

世界中のローカルに、似て非worksの空間演出+制作をプロットして、「ゆたかなイばしょ」ネットワークが、世界のローカルを作り育てる事を、少数の達人達とのチームワークで試みます。

 

 

 

 

東京の音楽関係主宰の老舗シェアーオフィスの内装で使用されていた、間伐材の檜の柱50本を引き継ぎ、先ずは横浜のローカルな、レコードバーのカウンター下に、登場。

何処で誰が使っていた、役割を終えた「もの」が、何処かで、誰かに、役割を変えて「こと」を生み育てる。

まさに、この少数的ネットワークが、一つ一つの事例を積み重ねて、じわじわと世界を作り育てると考えています。

 

 

RCコンクリート壁面には、あえて目地で、RCコンクリート壁面の痕跡を残して、コルクボードを貼り、音環境とデザインを重ねました。

 

 

壁や天井のコーナーは、高田工房にお願いしてアールに造形しています。
音響的にも、視覚的にもアナグラ感が出て、良い感じです。

天井の中に半球の間接照明を埋め込んでいます。

これは月の灯りが、存在を主張せす、柔らかい灯りで包み込む様な状況を生んでます。

 

 

 

 

今回のロゴやウエブサイトを「しなやかデザイン」さんにお願いしました。

 

似て非works 代表 再活演出 稲吉稔  株式会社平本 代表平本勇さん 現場でのツーショット

 

@ Kōnan-ku, Yokohama

 

この案件を紹介頂いた、麵屋DAISUKE 松本孝さん。

 

快く、今回の提案を楽しみながら受け入れて頂いた、オーナーの朝倉さん。

 

居心地良い音環境をオペレーションしてくれた 田口音響研究所の田口さんと、山下修平君と金谷学さん。

 

イメージを造形してくれた、株式会社平本 平本勇さん。

 

快適な空調設備と電気工事を株式会社 wave 山寺さん、菊池さん。

 

イメージを図面化してくれた、「ときにわ」の 干場弓子さん。

 

いつもアップサイクルの応援を頂いていて、地球規模で日々進んでいく環境破壊に少しでもストップをかける為に、身近な事から少しでもやらなければとの思いで、従業員一同、頑張っている、リフレの瀬田川さん。

 

ヴィンテージな無垢フローリングは五十嵐工務店の手を借りながら、アーティストの山田くんが、100枚以上削ってくれた。

 

壁や天井のアールを高田工房の高田哲次さん。

 

今回のロゴやウエブサイトをしなやかデザインの 藤原達さん。

 

基礎造作をLIUKOBO の劉くんと、川島さん。

 

厨房内の防水サポートは、大日工業の大崎拓真さんと東作さん。

 

水回りの設備は、エクストリーム霧生さん。

 

古いビルにはよくあるインフラの給排水管のつまり、数社に断られ、日本カルミック(株)の田村さんに、2度にわたり対応頂き、難を逃れました。

 

解体を倉浪建設の皆さん。

 

基礎左官工事はベテランの伊藤さん。

 

キャリアの長さで、現場のアドバイスを、設備の伊藤さん。

 

ヒノキの間伐材を提供してくれた岩本さん、守内さん、高村さん、タカムラさん。

 

顔の見える仲間に支えられて進む事が出来ました。

皆さんに感謝します。

 

これからも、世界中のローカルの中の、フィールドの中で、人やモノやコトに出会い、顔が分かる、ごく少数のネットワークで、

かつての役割を終えたモノから、新たな役割や価値を生み出し、本当に「ゆたかなイばしょ」が動き出す事を、日々願いながら、一つ一つに向き合い、事例を作ります。

 

似て非works 代表 再活空間演出・制作美術家 稲吉 稔