東南アジア体験トーク@横浜のお知らせ(美術作家 堀崎剛志)



堀埼剛志氏より

お元気でお過ごしのこととお慶び申し上げます。17年の米国生活の後、妻の研究を契機に日本に帰国してはや1年半、息子曾良も1歳2ヶ月となり、ものすごい勢いで成長しております。多くの皆様には音信不通にしてしまい本当に申し訳ございません。子育ては自分のアート時間などと考える余裕はないのだなと実践で痛感する毎日でございます。
さて、ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、昨秋のBankART1929のR16レジデンシーの直後、幸運にも今年 1/23/2019〜3/24/2019に国際交流基金アジアセンターフェローシップの助成で、東南アジア4カ国を59日間、リサーチとワークショップをしながら元気よく巡らせていただきました。この体験を車座で飲食しながらスライドを交えて双方向でお話しできればと思います。(ASEANで出会った人々を中心に社会、政治、コミュニティをシェアできたらと思います。)
BankART/ R16レジデンシーで協働させて頂きました、稲吉稔様のご好意により、彼の主宰いたします「似て非works」末吉町の座敷にて開催いたします。ご興味おありの方がいらっしゃいましたら、気軽にフォワードしていただければ幸いです。なお、当日はここから歩いて7分の黄金町エリアマネジメントセンターでは、アーティストレジデンシーの成果展が開催されております。一粒で二度美味しいかもしれませんので、よろしくお願い申し上げます。(https://www.koganecho.net/contents/event-exhibition/event-exhibition-2659.html)

入場無料、特段のRSVP、参加できない旨のご返答も無用です。時間中の入退室も可能となっております。https://www.facebook.com/events/452581898839923/概要/map/bioなど詳細は、フェイスブック・イベントページより以下に抜き書きいたしましたのでご覧ください。
堀崎剛志 080-8918-1696
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入場無料
飲食は用意がないため、各自ご持参ください。
6/15(土) 18:00-21:00
地図
https://goo.gl/maps/7YyVsUMsNg9VJ4pa6
〒231-0055 神奈川県横浜市中区末吉町1丁目21−9
(施設2階へ上がる際に補助が必要な場合は現地でお声がけくださるか、メッセください)

詳細続く… Followed by English

美術作家、堀崎剛志(ほりさきたかし)さんは今年に入り59日間、フィリピン、カンボジア、ベトナム、インドネシアの9都市を駆け巡り帰国されました。これまで彼は米国に17年在住して活動していたので、その彼の視点で感じた東南アジアの報告を行っていただきます。

旅行中、彼が長年手がけるラテックス(液状天然ゴム)の型取り技法を用いたワークショップをスマホチャットでリレーしながら実施したそうです。そんなこんなを軽く飲みながら話し合いましょう。(お食事持参可、参加無料です)

各国の社会状況、政治経済、アート事情、各コミュニティのアーティストコレクティブ、助成金裏事情など制作者の立場を越えて参加者の皆さんの質疑とキャッチボールしながらフラットに進めます。

持ち帰った作品も一部お手軽資料展示していただけることになりました。

トークの交通整理役として、橋爪亜衣子さんをやんわりファシリテーターとして一役買っていただけることになりました。
堀崎さんは彼女にジャカルタでフェイスブックの友人を通じて出会ったそうです! 実は横浜つながりで、彼女は長く象の鼻パークに勤務しておりました。
稲吉氏の運営する居心地よい座敷アートなセンターへ是非お気軽にお越しください。

なお、当日は、お抹茶時間プロデューサーの河野美紀子さんにより、美味しい抹茶をたてていただけることになりました。

堀崎剛志ウェブサイト
www.takashihorisaki.com
インスタグラム
https://www.instagram.com/socialdress/

[リサーチ企図]
長年コミュニティベースのアートプロジェクトを全米で展開されていた堀崎氏は、韓国や米国の外でのプロジェクトで、ある共通性を感じました。地域ごとに文化や習慣、経済状況も異なるのに、何らかの社会政治的問題が背景に潜み、その何かしらの類似性を感じたそうです。そして、この対抗策に各々のコミュニティが芸術や彼らの文化風習を持って当たっている状況を体感し、「もしこうしたコミュニティが横のつながりで東西を、国の境を越えて連携できたら」と思うようになりました。東南アジアには90年代から興味があった氏はASEAN諸国のそういったコミュニティを一人の作家として巡りながらどのように作家たち自身が往来し、その結果意図するしない関係なく連携が知らないうちに取れるかを考えるためにアートに特化しないリサーチ旅行を敢行したそうです。

[作家略歴]
堀崎剛志(ほりさきたかし) (1974年東京生まれ)

現代美術家として、彫刻を中心とするアトリエ制作と同時に、コミュニティベースの制作活動を世界各地で行う。特に液状天然ゴム(ラテックス)を使ったワークショップでは、一般に未知の材料でありながら、初めてでも非常に扱いやすいため、居合わせた参加者どうしを和ませ自然な会話を育む特徴がある。この特性を生かしたシリーズにSocial Dressシリーズがあり、物理的な作品の中にオーラルヒストリーとしてのアーカイブが埋め込められることで客観的にお互いのコミュニティを連携させる。

主な活動に、BankART1929/ R16レジデンシー(2019) セントルイス現代美術館個展(2012)スカルプチャーセンター(NY 2012)クイーンズ美術館(NY 2009) ソクラテス彫刻公園個展(NY 2007) プロスペクト1ビエンナーレ (2008) 仁川女性ビエンナーレ (韓国 2009) ポーラ美術振興財団在外研修員(2010) NYCデダルス財団グラント(2004) 

この度の東南アジア(フィリピン・カンボジア・ベトナム・インドネシア)における滞在制作(ビデオチャットリレーによるラテックスワークショップ)及び研修は、国際交流基金アジアセンターフェローシップの助成に依ります。この場をお借りし深く御礼申し上げます。
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似て非 works株式会社https://nitehi.jp/
河野美紀子: https://teaceremony-salon.com/

橋爪亜衣子: アーツマネージャー
2012-2017年、スパイラル/株式会社ワコールアートセンター勤務。在職中は横浜の文化交流施設「象の鼻テラス」スタッフとして、国際交流事業PORT JOURNEYS、障害者との協働プロジェクトSLOW LABELおよびヨコハマ・パラトリエンナーレなど担当。
2018年9月より半年間のインドネシア滞在を経て、現在は大分県別府市在住。VS?collectiveメンバーとしてアジア地域を中心に調査、企画など行う。特技はスナックのママ、覚えかけのインドネシア語、アマチュア会計。
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Contemporary Japanese Artist Takashi Horisaki who’s been in the US for recent 17 years had chance to research trip among Southeast Asian countries such as Philippines, Cambodia, Viet Nam and Indonesia for 59 days this Spring 2019. During the trip, he also ran latex casting workshop which was relayed by Video chat on Smartphone so that interactively connect participants among countries. 

He will share the experience from Sociopolitical perspective, Artist collective to food and how to apply grant, etc by having easy-going interactive conversation with slides and Drink on Tatami room at Minoru Inayoshi’s Nitehi Works, Art community center in Sueyoshicho, Yokohama, Japan.

He will exhibit some of the artwork from the trip. 

Free of charge and BOB and BOF 😉
www.takashihorisaki.com
https://www.instagram.com/socialdress/
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Takashi Horisaki Short Narrative Bio:

Inspired by architecture and urban planning, TAKASHI HORISAKI’s (b. 1974 Tokyo, based between Tokyo and New York) work examines the materiality of the built environment and its effect on society through storytelling and object-making. His Social Dress series has been featured in venues including New Orleans’s Prospect.1 Biennial, the Contemporary Art Museum St. Louis, Seoul Art Space Geumcheon, LMCC’s Paths to Pier 42, Socrates Sculpture Park, SPRING/BREAK Art Show’s BKLYN IMMERSIVE, and Regina Rex Gallery. He has received commissions from Recess (Soho, NY), Sculpture Center (NY), Queens Museum of Art (NY), Incheon Women Artists Biennale (Korea), and Storefront for Art and Architecture (NY). A participant in residencies including Harvestworks New Works Residency Program, Abrons AIRspace Residency, the Urban Research Project Residency at Seoul Art Space Geumchoen, and the LMCC Workspace Residency Program, Horisaki is also the recipient of awards such as the POLA Art Foundation Emerging Artist Grant (2010-11), the Urban Artist Initiative/New York City Fellowship (2008), and the Dedalus Foundation Master of Fine Arts Fellowship (2005-06). His work has been discussed in Art in America, Vice’s Creators Project, Artforum, ArtReview, The New York Times, Brooklyn Rail, Hyperallergic, NPR’s Studio 360, and the Art21 Blog. Horisaki holds a BA from Waseda University, a BFA from Loyola University in New Orleans, and an MFA from Washington University in St. Louis.ーーーー

==============================================================VICE Creators Project
New Orleans Advocate
全米芸術基金のインタビュー   http://arts.gov/art-works/2011/art-talk-takashi-horisaki
NPRのラジオ番組: http://www.studio360.org/story/107395-nola-comes-to-queens/

時々ブログ         http://www.socialdress.blogspot.com/

インスタグラム(ドローイングと曾良) https://www.instagram.com/socialdress/